アンビエントミュージック・ラサレーベルの主宰、音楽プロデューサー。
映画「地球交響曲」、團伊玖磨「交響曲全集」など数々の音楽プロデュースを手掛ける。
ヒーリング音楽の第一人者として、多くの音楽を世に送り出し続けている。

安藤賢次 ドキュメンタリー映画・「地球交響曲の生みの親」

 ダライ・ラマをはじめ様々な人物をフューチャーし、インタビュー形式で綴るドキュメンタリー映画
「地球交響曲」は観客の心を揺さぶり,大きな感動を与え続けています。

 インタビューされる人物の思想や生き方を通して、地球と人間との関わり方や生きる意味が透けて
見えてくるようなスピリチュアルな映画です。
 
その「地球交響曲」は現在では第一番から第四番までが上映され、安藤賢次が音楽プロデューサーと
して参加していることは周知のことですが、第一番に関しては、総プロデューサーであったことを知る人は
少ない。監督・龍村仁氏の映画制作の情熱に共感し、力を注ぎ、「地球交響曲第一番」は完成し、
陽の目を見ることとなった。安藤がいなければ、この素晴らしい映画の誕生はなかったと言っても
過言ではありません。


安藤と音楽
 安藤に「音楽とは?」とたずねると『すべて!』という答えが返ってきます。

街の雑踏、鳥の声,波の音、電車の走る音e.t.c. 耳にするすべてが音であり音楽。そして、耳にすることのない
はずの音、星の瞬き、陽が昇り沈み行く風景、心に残る想い出・・・ それらも彼にとっては風景や想い出といった
音楽なのです。

音楽を愛してやまない彼は、ハードロックからJ-POP、JAZZ、クラシックに至るまで、この世界に存在する音楽で
嫌いなものはないと言います。

彼の立ち上げたレーベル、ラサレーベルは“ヒーリング”としてくくられていますが、安藤自身は“アンビエント・
ミュージック”という言葉をより好んで使います。それは、癒しをテーマとすれば“ヒーリング”としてくくられる
音楽ジャンルではありますが、それは少し違うのでは、と彼は言います。真の癒しとは好きな音楽を聴くことで
あるという思いが安藤の中にあるからです。
それがポップスであれロックであれ癒される曲というのは、個人が選び,聴いて、気持ちの良いもの、それが
真のヒーリング・ミュージックであるという言葉に『音楽はジャンルではくくりきれない』という想いと愛が込めら
れているのです。安藤が作り、またプロデュースする音楽は、アーティストの想いや願いを素直に表現できる
“アンビエント”な音です。

また、音楽を志す人々にも広く門戸を開けているのも彼の特徴であると言えるでしょう。様々な形で安藤のもと
には「自分の曲を聞いてください!」という声が寄せられます。そして、彼は、どれほど多忙な時でも、送られて
きた音楽を必ず聴き、感想や意見を本人と直接話しています。
そして、「音楽に携わりたいと思っている人は、みんな好きなんだよね。」といつも照れたように言っています。
その姿勢に安藤の音楽と人に対する深い想いと愛をうかがい知ることができるのです。

安藤賢次 インタビュー記事をご紹介いたします

ラサレーベル主宰 音楽プロデューサー安藤賢次が 雑誌「anemone」より、インタビュー取材をいただきました。
映画「地球交響曲」が生まれた経緯など、すべての音楽を愛し、音楽の無限の可能性について安藤がお話した
記事の一部をご紹介いたします。
   アネモネ編集部=編  安藤賢次=A

“好きな音楽を聴くだけで 人は明るく楽しくなれる。すべての音楽は癒しになる♪”


編=「地球交響曲」がこの世に誕生したきっかけを教えて下さい

A=当時、私はコマーシャルプロデューサーとして、映画監督の龍村仁さんといろいろな作品を作っていたのですが、
   年に2回セゾングループの3分間CMを作るという仕事を 受けることになりました。
    スペシャルドラマの中で放送される、その時一回限りの3分間CMを4本作ったのです。
       CMの内容はその時代を象徴する人物にスポットを当てて、その人の生き方を浮き上がらせるもの。 
   ライアル・ワトソンさんやキース・ジャレットさん、ロビー・ナッシュさん、 横尾忠則さん、宇野千代さんなどが登場し、
   まるで今の「地球交響曲」の縮小版みたいな感じの作品でしたね。
    その経緯で、ある日セゾングループの堤さんに「何かテレビの企画を出してほしい」と言わ れたのです。
       でも、テレビというのは瞬間的な映像でしかなく、次々と消えていく存在です。
       それなら、「映画にしよう!」と私と龍村監督は企画書を提出。 それが通って「地球交響曲」が生まれたのです。

編=プロデューサーとして大事にしてきたこと、ご苦労されたことはどんなことですか?

A=「地球交響曲」に関していえば、私は一番で総合プロデューサーを、二番と三番と四番では音楽プロデューサーを
   担当しています。
    この映画の根底にあるのは、スピリチュアルな部分をもっともっと私たちは大事にしなければならないということです。
    現代の社会は科学万能の世の中なので、スピリチュアルな話をすると、怪訝な顔をされたり、ヘンな人に思われたり・・・
   といろいろなことがありますが、私たちはもうスピリチュアルな話をすることに恐れる 必要がないのですね。
    でも、人間はスピリチュアルなだけでいられるわけではありません。経済行為をしなければ
       生きていけない。 で、何が大事なのかというとそのバランスなのですね。

                                              
  〈 つづく 〉
安藤賢次 プロフィール
    943年 東京生まれ
1966年 立教大学法学部卒業後キングレコード入社
 営業部、洋楽部を経て、‘70から制作部
 ザ・ピーナッツ、寺内タケシ、笠井紀美子、BUZZ、高橋ユキヒロ等の制作
1981年 セゾングループ入社
広告代理店 (株) I&S AV局局長
1991年 (株) SEDIC代表取締役
*セゾングループのCM制作

WAVEレーベル(アジアンポップス)設立
*ECジャパン・フェスト(アントワープ、リスボン)のイベント・プロデュース
「林 英哲 +山下洋輔、声明(真言宗豊山派)コンサート
*映画「地球交響曲第一番」総プロデュース
*映画「地球交響曲第二番」音楽プロデュース
1996年 ラサポイント代表取締役就任
*映画「地球交響曲第三番」音楽プロデュース
*作曲家として、映画音楽、Vシネマ、CM等制作
1998年 環境音楽 ラサ レーベル 設立
2000年 無印良品オリジナルCD『 Muji』制作
2001年 映画「地球交響曲第四番」音楽プロデュース
2004年 映画「地球交響曲第五番」音楽プロデュース
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